STEP 4. 宅向(たくむき)をみる

宅向は玄関の向きで決まり、建物(住宅)の方位適応性をみることになります。

宅向きは玄関の向きで決め、八方位〈乾(けん)・兌(だ)・坤(こん)・離(り)・巽(そん)・震(しん)・艮(ごん)・坎(かん)〉の座で表現する。たとえば玄関が東北向きであれば、その反対方向の西南が座となるので宅向きは坤宅(こんたく)になる。

この宅向きでは建物の中心からみた、いわゆる家相に近似する建物の方位適応性の判断をするわけで、これは当然、空間適応の吉凶相をともなうので、建物のプラン上の不適箇所が出てくることになるが、風水では凶の場でもただ単にダメ出しをするのではなく、空間の改善策を併せて示すことで家相とは一線を画すことになる。