園林のシーンづくりの実践
貴方さまにとっての園林の4つの庭のシーンを思い描き、先ずはイメージできるシーンの写真を右側の4つの窓に入れてみてください。
次にあげる、それぞれの場(シーン)の意味するものに近い貴方様にとっての生活における具体の写真をこの4つの窓に当てはめる試みをしてください。
邸居は自邸の庭であり、歌舞音曲のシーンでストレス解消の場です。
郊居は、風光明媚なシチュエーションで、様々なイメージを豊かに喚起してくれる場です。
園田居は、旬の味覚を楽しむ場であり、食物や生命(いのち)などに関わるシーンです。
山居は、瞑想や祈りを通じて自然・宇宙との精神的交流をするためのシーンです。
この4つの窓に入った写真のシーンが貴方様にとっての理想の生活への全体像なのだと思います。
すんなりと各シーンが埋まる人は、すでに、豊かな感性とそれを充実させる場を持ち合わせている方です。
実際には、全てのシーンを網羅することは難しいと思います。
あるいは、そもそも4つのシーンの意味が良く分からないという方もいると思います。
次章からは各シーンの貴方様のイメージづくりの参考になるように園林の4つのシーンのそれぞれを個別により詳しく検証してみたいと思います。
まずは、第宅・園林(邸居)=自邸の庭からはじめます。