歌舞音曲→〈曲〉芸・その3
これまでストレス解消の様々なシーンとして歌舞音曲をみてきましたが、歌い・踊り・音楽にひたるよりも効果的な最強無二のストレスの解消の妙薬は、実は「笑うこと」なのです。
漫才・落語や数々のバラエティ番組を通じての笑いや、日常生活での談笑など、「笑うこと」が健康と幸福をもたらしてくれるのは「笑門来福ー笑う門には福来たる」として古来から誰もが知っていることです。
ところが、〈病は気から〉、心身一如など精神的要因(ストレス)から様々な病気が発症することは明らかなのに、現代の医療体制では、人間が本来持っている自然治癒力(免疫力など)を無視し、病状対処療法としての薬漬け治療にシフトしてしまっています。(悲しい現実です)
現代医学では生命細胞理論、ひいては遺伝子レベルの生命進化論が根本的に間違っています。
たとえば、血液の造血については現代医学では骨髄造血論の立場ですが、日々、我々の食べたものが血となり肉となるという腸管造血が正しく、従って逆に、古い細胞(肉)は血液中にとけて、老廃物として代謝機能によって体外に出て行くのです。(ですからガンも免疫細胞=白血球などの働きによって消滅させることができるのです)
また、先端医学でES細胞やiPS細胞など、全ての体細胞に変化することが可能な万能細胞の人工開発が盛んになっていますが、人体にはリンパ球という万能細胞の母体がすでに存在することに対して、医学界は驚くほど無知なのです。
さらに、ダーウィンの自然淘汰・適者生存の進化論は、つまるところ、遺伝子レベルで突然変異した環境適応種が、他の種を排他し適者生存してきたというものですが、近年では、個体が後天的に獲得した形質の遺伝の事実が証明され、生物が細胞レベルで協働的に進化することで、新しい細胞の形成がなされる共生的進化論がとなえられるようになっています。
しかも、私たちの体中の遺伝子は、そのほとんどが不活性のままで、常時ON状態で働いているものは、ほんの3%程度にしかすぎないのですが、なんと笑うことで、この眠れる遺伝子のスイッチをONにすることができるというのです。
遺伝子の話はさておいても、「笑い」が病気を治癒するシステムはすでに明らかになっています。「笑う」と脳から快感物質のβ-エンドルフィンが大量に分泌され、副交感神経が活性化し、免疫細胞が受け取る酵素がふえて増殖し、ストレス物質のコルチゾールや余分なガン細胞が分解され、老廃物として尿や発汗などで体外に排出されることで、心身が健全な状態になり〈スッキリ〉するのです。
現代は競争社会にさらされ、「心を閉ざす/本音を隠す」など、不快刺激のストレスで満ち溢れており、ガン・糖尿病・アトピー・リウマチやウツ病等の精神病など、実に様々な病気が、このストレス起因で発症しています。
これらの不快刺激の連鎖を断ち切る一番の妙薬は「笑い」です。
しかも「笑い」には薬漬け治療での副作用が一切ないのです。
しかし、病院というガン治療の現場では、猛毒ガス(マスタードガスなど)を薄めた抗ガン剤が平然と投与され、毎年多数の患者が殺害されている現実がまかり通っています。(実に恐ろしい実態です)
私たちは、もうこのことに無知無関心のままでいることは許されません。
人間には、肉体と精神の自然治癒力があるのです。そして「笑い」こそが、精神の免疫力として最大の働きをなすものなのです。
否が応でも緊張の強いられる日々の暮らしの中で、意識してでもリラックスと笑いというポジティブな感情の発露につとめてください。
自然に無理なく生きればベストなのですが、「笑うこと」の大切さは是非、心に刻んでおいてください。
他人(医者)任せでは、もうダメです。自分で考え、自分がわかることから全てがはじまるのです。
ーそして〈世の中を笑いとともに吹きとばせ〉です。